
KDDIからプレイドへ。通信キャリアからベンチャーへの転職を決めたきっかけとは
2022.08.25- ベンチャーで働きたい
- 裁量・主体性を持って働きたい
- クライアントと直接向き合う仕事がしたい
株式会社プレイドにて、カスタマーサクセスに従事する高橋 将希さん。大手通信キャリアへ入社した彼が、どのような経緯でベンチャーへの転職を決意したのか。自身の「キャリアの目標」を指針に辿り着いたキャリアに迫ります。

自身の付加価値で勝負できる環境を求めて、KDDIへ
ーまずは、大学時代の就職活動から伺っていきたいと思います。新卒の時は、どのように自分の就職先を決めていきましたか?
新卒の時は、正直特にやりたいことがなくて、まずは業界のあたりをつけるために合同説明会へ行くところから就活をスタートしました。ただ、いろいろ話を聞いたものの、どこの業界もピンとこず、そもそも自分の判断軸が定まっていないからではないか、と気付きました。
ーおもしろい視点ですね。具体的にどういった軸で会社を探していったのですか?
考えてみた結果、月並みですが「若いうちにスキルが身につく環境」が重要だと感じて、そのためには単なるモノ売りではなく、自分自身が付加価値を生むことができる無形商材がいいのでは、という考えで業界を絞りました。
最終的には、選考の過程から①実際に自分が活躍できそうか、②伸び伸びと働いていけそうな社風かという観点から絞っていき、KDDI株式会社を選びました。
ー成長をキーワードに「無形商材を扱うこと」に着目したのはユニークですね!入社されてからはどんなお仕事をしましたか?
一年目は、とにかく目の前の仕事に取り組み、できることが増えるのを素直に喜んでいました。最初の4年間は、法人向けモバイル事業の営業企画から、スマホ・タブレットの販売推進、新製品の販売立上げなど、様々なことを任せて頂くことができました。
ただ4年目にもなると、この施策のボトルネックはこのあたり、この改修はROIが合わないなど、最初から大方の最適解が分かるようになり、どこか頭でっかちになってしまったと同時に、成長の鈍化を感じました。
成長の鈍化をきっかけに、本気になれるテーマを探し始める
ー成長の鈍化。4年も経てば、誰にでも訪れるものかもしれませんね。。。
それからすぐに異動を希望して、5Gの新規事業検討に携わりました。
その部署での経験を通して「より一層成長するには、今以上に難しいことに挑戦しなければいけない。そして、難しくても打ち込めるようなテーマを選ばなければいけない」と思いました。細かなエピソードは割愛しますが、当時は今の組織では若手のパフォーマンスが最大化されていないと感じていて、その原因が組織制度にあると感じた私は、人事への異動を希望しました。
ー人事ですか!挑戦されてみてどうでしたか?
正直ギャップが大きかったです。興味があったのは組織制度でしたが、異動後は採用業務からのスタート。
また実際人事になってみると、大企業ゆえか思っていたより現場との距離を感じました。異動後に置かれた環境を客観的に顧みると、自身の目標に遠回りな気がして、外の環境を意識し始めましたね。
「組織の成長」をキーワードに始めた、転職活動。
ーなるほど…。実際に経験してみるまで分からないことも多いですよね。その後は、どうされたんですか?
当時興味のあった、「いい組織づくり」をテーマにキャリアを検討しました。
組織づくりには、仕組みから変える方法と、現場から運用・実行面で変えるアプローチがあると感じ、最初は人事コンサルやまだ組織の若いベンチャーまで幅広く見ていましたが、選考を受ける中で自分の強みや経験が活きるのは後者であると感じ、組織変革が現実的に可能な従業員200-300名規模のベンチャーを検討してみることにしました。
「組織を変える経験」という視点でベンチャーの現場ポジションを選ぶのはおもしろいですね!最終的にプレイドを選ばれた理由はどこにありましたか?
何か不を解消する仕事ではなく、新たな付加価値を生む事業に関わりたいと考えていました。KDDI時代に「市場を取りに行く」企画職を経験したので、次は「市場を作りに行く」事業に触れたいと思ったんです。
プレイドは選考を通して、会社に自走を求められる風土があり、社員一人一人のスキルからそれが体現されていると感じたのが大きかったです。この環境であれば、事業側での経験も活かしてスキルアップを図りつつ、内側から組織を作る経験も積めるのではないか、という考えから入社を決めました。
なるほど、ちなみに大企業からベンチャーへ転職される時に不安は感じませんでしたか?
もちろんありましたが、躊躇しませんでした!
人事として候補者と面談する中で「なりゆきで歩むより、失敗から学ぶヒトの方が強いし、これからはそういう人材が求められる」と感じました。だからこそ、挑戦から失敗することはマイナスではないと思えて、そこまで躊躇しなかったんだと思います。
前職になかった「事業の手触り感」と「自由な風土」
ープレイドでは、今どんなお仕事をされていますか?
自社サービス「KARTE」のカスタマーサクセスを担当しています。業務はあまりマニュアル化されておらず、クライアント先のエンドユーザーのCXをいかに高めるか、という課題に向き合うパートナーとして必要なサポートを提供しています。
KARTEは本当にいい機能がたくさんあり、エンドユーザーのことを第一に考えれば必然とお力添えできる部分が見つかる、それがすごく自分にとっては心地よいです。
ー入社前に求めていた環境や経験に対して、実際どんな感想をお持ちですか?
期待通り自走が求められる環境で、とてもエキサイティングだと思います。
クライアント折衝は初めて経験しましたが、前職では自分が立てた企画が具体的にどう作用し、どんな原理でサービスが売れていくのかの手触り感がないまま仕事をしていました。その生々しさを知らずに企画のキャリアを続けてもどこかで頭打ちになると感じていたので、こういった経験ができていることはとても嬉しいですね。
ー企画職にとって、現場経験はとても活きそうですね。
そうですね!
また、当初掲げていた「現場主導での組織づくり」にも挑戦できる風土がありそうだと感じています。組織課題は人事がやるものといった区切りはなく、必要性を感じたヒトがやればいいというベンチャーらしさがあり、異動しないとやりたいことができない、といった制約からは解放されたと感じています。
ありがとうございます。ー最後に、高橋さんと近いキャリアを模索している読者の方々に、一言お願いします!
ベンチャーに興味があっても、どこか踏み切れないという方は実際多いと思いますし、少しでも参考になればと思い今回の取材を受けました。プレイドは、ベンチャーの自由さとスピード感の中で、自分の挑戦したいテーマを見つけて取り組んでいきたいヒトには、とてもオススメできる会社だと思います。
また、このメディアが運営する「Liferary」にも登録していて、面談依頼を頂ければもっと細かいこともお話しできます。些細なことでも大丈夫いいので、ぜひ気軽にご連絡ください!